日本歴史地名大系 「西一色村」の解説 西一色村にしいしきむら 愛知県:海部郡立田村西一色村[現在地名]立田村四会(よつえ) 西一色北(にしいしききた)・西一色南(にしいしきみなみ)東に佐屋(さや)川、西に鵜戸(うど)川と挟まれ、南は脇野(わきの)新田村に接する。「徇行記」によれば、概高五三二石余はすべて蔵入地。古高二千八〇〇石の早尾(はやお)輪中に属する古い村。「寛文覚書」に戸数四一、人数一九八とある。「徇行記」は「一村立ノ所ナリ、水損所故貧村也、草場十八町田面特ニ卑湿ノ地ナリ、田ハマツチ沙交リ也、コヽハ村中ニ藪アリテ新右衛門新田アタリヨリハ村立少シヨシ、此村ニ北ノ方下一色村ヨリ西ノ方鵜戸川ノホトリヘ付除アリ」とし、一向宗東派の西乗(さいじよう)寺を記す。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報