西中島(読み)にしなかじま

日本歴史地名大系 「西中島」の解説

西中島
にしなかじま

[現在地名]彦根市城町しろまち二丁目・馬場ばんば一丁目

東中島の西に立地。寛永一九年(一六四二)に埋立てが行われ士分邸の敷地となる。慶安四年(一六五一)の家並帳(彦根市史)では禄高一千―五〇〇石の武士二人、五〇〇―三〇〇石が三人、三〇〇―一〇〇石が一九人確認され、江戸後期には弓鉄砲組頭の鈴木氏(禄高五〇〇石)母衣の吉田氏(同三五〇石)・三浦氏(同三〇〇石)、城中番頭の岡本氏(同一五〇石)、十一口番頭の斉藤氏(同一二〇石)、侍宗門改奉行の鈴木氏(同五〇〇石)、作事奉行の金田氏(同一五〇石)、元方勘定奉行の鶴見氏(同一八〇石)、松原蔵奉行の熊谷氏(同一七〇石)などが住していた(井伊家役人帳など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 彦根市史

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