西久保巴町(読み)にしくぼともえちよう

日本歴史地名大系 「西久保巴町」の解説

西久保巴町
にしくぼともえちよう

[現在地名]港区虎ノ門とらのもん三丁目

明治二年(一八六九)に成立した町で、江戸見えどみ坂の東側、西久保明船にしくぼあけふね町の南に位置し、東は芝愛宕しばあたご町一丁目。古くは一円武家地で、延宝年間(一六七三―八一)の図では牧野家・朽木家・石尾家・林家などの屋敷地が置かれていた。元禄一〇年(一六九七)南北に通る西久保通沿いの牧野家・朽木家屋敷跡に下谷の下谷町・車坂くるまざか(現台東区)が代地を与えられた。両町の西は牧野老之助屋敷地、南は川口摂津守屋敷地であったが、幕末には両所とも石見浜田藩松平家上屋敷となっている(沿革図書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android