下谷(読み)したや

日本大百科全書(ニッポニカ)「下谷」の解説

下谷
したや

東京都台東区(たいとうく)北西部にある地区。台地を上野とよんだのに対し、沖積低地で下谷とよばれた。かつて上野駅を中心とした広い地域をいい、旧下谷区が1878年(明治11)成立したが、1947年(昭和22)旧浅草区と合併して台東区となった。現在は旧日光街道と東京メトロ日比谷(ひびや)線の通る昭和通りの間の地区で、西は根岸、東は入谷(いりや)と接する。1丁目に入谷鬼子母神(きしもじん)で知られる真源(しんげん)寺があり、7月7日前後の朝顔市は有名。

[沢田 清]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典「下谷」の解説

したや【下谷】

東京都台東区北部にある地名。かつて東京都三五区の一つであったが、昭和二二年(一九四七)浅草区と合併して台東区となる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典 第2版「下谷」の解説

したや【下谷】

隅田川西岸,上野台下に位置する低地部(東京都台東区西部)の地名。古くは下屋とも書かれ,高台の上野に対する低地の意味で呼ばれた。初見は戦国期の1559年(永禄2)。当時の下谷は武蔵国豊島郡に属して一村を成し,後北条氏の支配下にあった。上野,金杉などにも小集落が展開していたが,周辺一帯は大部分が沼沢地か低湿地であった。江戸期に入って開拓が活発に行われ,坂本,竜泉寺などにも集落が成立,それと並行して下谷地域の市街地化が進んだ。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

今日のキーワード

国民投票法

正式名称は「日本国憲法の改正手続に関する法律」。平成19年法律第51号。2007年(平成19)5月18日に制定され、施行は3年後の2010年5月18日である。この法律は、日本国憲法第96条に定める日本...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android