日本歴史地名大系 「旧芝区地区」の解説 旧芝区地区きゆうしばくちく 東京都:港区旧芝区地区現港区の東部を占める地域。明治一一年(一八七八)の芝区成立時には東は東京湾に臨み、北は京橋区、西は赤坂区と麻布区、南は品川区に接していた。安永三年小間附町鑑の名主番付では八番・九番・一〇番・一九番に属し、当区域の町屋は「御府内備考」によると一六〇町。また天保郷帳には荏原(えばら)郡白金(しろかね)村・白金台(しろかねだい)町・今里(いまざと)村・上高輪(かみたかなわ)町・下高輪町、豊島郡金杉(かなすぎ)町・芝町が載る。慶応四年(一八六八)東京府に編入。明治二年の五〇区(番組)制では一四―一八番組、二〇番組と地方一番組に属した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by