西平原窯跡群(読み)にしひらばらようせきぐん

日本歴史地名大系 「西平原窯跡群」の解説

西平原窯跡群
にしひらばらようせきぐん

[現在地名]益田市西平原町 下平原

平原地区の低丘陵で発見された古墳時代後期の須恵器窯跡。JR山陰線を挟んで北の中塚なかつか窯跡群と南のしば窯跡がある。芝窯跡は宅地建設で捨場が破壊され、大量の須恵器片が一帯に散乱して注目を集めた。昭和三二年(一九五七)早稲田大学考古学研究室が発掘調査し、半地下式の窖窯を掘出した。採取された須恵器群は山本編年III期に属し、後期古墳から発見される須恵器の全器種をほぼ網羅している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 中塚

関連語をあわせて調べる

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む