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発掘 はっくつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

発掘
はっくつ

地下に埋もれた考古学的資料を科学的方法によって掘出して,過去の文化状況を明らかにしようとする行為。いったん発掘を進行させてしまえば,既存の状態を破壊することになるので,予備調査,記録,手段,観察,保存などの面にわたって細心の注意が要求される。遺跡の発掘,出土遺物の整理,検討,研究,報告の段階を経て,発掘行為は完結する。

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デジタル大辞泉の解説

はっ‐くつ【発掘】

[名](スル)
地中に埋もれているものを掘り出すこと。「埋蔵金が発掘される」
考古学で、埋もれた遺跡を掘り出す作業。「ピラミッドの発掘調査」
世間に知られていないすぐれた人やものを見つけ出すこと。「隠れた人材を発掘する」

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百科事典マイペディアの解説

発掘【はっくつ】

考古学の基本的作業で,遺跡,遺物を掘り出すこと。それらが作られ使用された時代に最も近い状態で出現させ,遺存の状態からその当時の人間の生活状態や行動を探究する。測量ボーリング地下探査などによって発掘地点を決定,発掘区を設定して層位に従い掘下げる。遺物,遺構については客観的に記録し,それらの出土状況の詳細な測量図を作成し,古環境復元のためのサンプリングを行う。発掘調査の終了後発掘報告を発表する。

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防府市歴史用語集の解説

発掘

 地下を掘り起こすこと全てをさします。工事地面を掘ることも発掘になります。しかし、ここでは地下を掘って、昔の人が生活していた跡などを探すことを指します。

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世界大百科事典 第2版の解説

はっくつ【発掘】

一般に土中その他に埋没して直接見ることのできない状況におかれている物件を,実見しうる状況に露出する行為をいうが,とくに遺跡において,考古学者が遺構や遺物を検出する作業行為を指すことが多い。ただしそのうちで,土地等を掘削する行為のみを発掘と呼ぶこともある。たとえば,現行の文化財保護法では,遺跡を土木工事等で掘削することを〈土木工事等のための発掘〉とし,考古学の調査を〈調査のための発掘〉と呼んで,一応この二つの行為を区別しているが,いずれにおいても〈発掘〉は土地の掘削のみを指す言葉となっている。

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大辞林 第三版の解説

はっくつ【発掘】

( 名 ) スル
土中に埋もれているものを掘り出すこと。
遺跡・遺物などの埋蔵文化財の調査のために地下を掘り下げて探索すること。 「 -調査」
世に知られていない優秀な人や物を見つけ出すこと。 「人材を-する」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の発掘の言及

【考古学】より

…考古学は古い時代のみを研究する学問と考えられがちであるが,その取り扱う時代範囲にはなんらの制限もない。実際に北海道では明治期の開拓使関係の遺跡のような新しい遺跡の発掘も行われている。 考古学の属する上位の学問区分については,歴史学とする立場と人類学とする立場とがある。…

※「発掘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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