要心無用(読み)ヨウジンムヨウ

デジタル大辞泉 「要心無用」の意味・読み・例文・類語

ようじんむよう〔エウジンムヨウ〕【要心無用】

Safety Last!米国映画。1923年作。主演ロイド。白黒サイレントの喜劇作品。邦題は「ロイドの要心無用」とも。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の要心無用の言及

【ロイド】より

…そしてそののち,当時アメリカの都会のどこにでも見られたグレーのフランネル・スーツにストロー・ハット,丸い眼鏡(のちに〈ロイド眼鏡〉と呼ばれるトレードマークになった)というスタイルの新しいキャラクターをつくり出し,チャップリンの亜流のイメージから脱却する。その後パテー,パラマウントと契約して長編《要心無用Safety Last》(1923),《ロイドの人気者The Freshman》(1925)等々,正義派の青年を主人公とし,喜劇としての〈芸〉よりもアイデアと構成,軽快なテンポではらはらさせながら見せるロイド喜劇を次々に生み出して,それらはいわば典型的なアメリカ小市民の楽天主義を代表するものとなっている。 ときにはチャップリンやキートンをしのぐ人気をえたものの,トーキー時代に入って低迷,《足が第一》(1930),《ロイドの活動狂》(1932)などをつくったが,時代の要求との間にギャップが生じ,1940年代に引退を余儀なくされた。…

※「要心無用」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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