見るに忍びない(読み)ミルニシノビナイ

デジタル大辞泉 「見るに忍びない」の意味・読み・例文・類語

るにしのび◦ない

あまりにも気の毒であったり、ひどい状態であったりして、見ているのが非常につらい。「―◦ない惨状
[類語]哀れ哀れむ可哀相かわいそう気の毒不憫ふびんいじらしい痛ましいみじ悲惨痛痛しい残酷残虐残忍苛酷暴虐陰惨凄惨惨憺無残ひどむご惨たらしい目も当てられない思いやる思うおもんぱかいとおしむほだされるいたわしい忍びない見るに堪えない身につまされる忍び難い堪え難いやりきれないたまらないやるせない断腸の思い胸を痛める胸が痛む胸がふさがる血なまぐさい酸鼻冷酷冷血血も涙もない酷薄暴戻ぼうれい凄愴せいそう惨烈酷烈戦慄惨劇猟奇猟奇的嗜虐しぎゃく嗜虐しぎゃくすさまじいグロテスク阿鼻叫喚目を背ける

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精選版 日本国語大辞典 「見るに忍びない」の意味・読み・例文・類語

みる【見】 に 忍(しの)びない

  1. 気の毒だったり、かわいそうだったりして、ただ見ていられない。
    1. [初出の実例]「今大故に値(あふ)事を見るに不(シノビズ)貧家の我なれども一端の布にかえたり」(出典地蔵菩薩霊験記(16C後)四)

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