大故(読み)タイコ

精選版 日本国語大辞典 「大故」の意味・読み・例文・類語

たい‐こ【大故】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「故」は、できごとの意 )
  2. 大きな事故。災害。大事。
    1. [初出の実例]「若有大故、不已而後絶之、雖君子免」(出典:童子問(1707)中)
    2. [その他の文献]〔周礼‐地官・小司徒〕
  3. 大きな不幸。また、父母の喪。
    1. [初出の実例]「弱冠の年は父兄の大故にあひて、三とせのほどは藤衣はづるるいとの一すぢに、うれへの色にやつれはてて」(出典:耕雲口伝(1408))
    2. [その他の文献]〔孟子‐滕文公・上〕
  4. 大きな悪事。悪逆。大罪。〔論語‐微子〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む