見倒(読み)みたおし

精選版 日本国語大辞典 「見倒」の意味・読み・例文・類語

み‐たおし‥たふし【見倒】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 極めて安く見積もること。安く値切ること。
    1. [初出の実例]「しくじり女良見たふしの直にふまれ」(出典:雑俳・柳多留拾遺(1801)巻一四中)
  3. 見るだけで買わないこと。ひやかし。
    1. [初出の実例]「見たをしと言ったと素見腹を立」(出典:雑俳・川傍柳(1780‐83)五)
  4. みたおしや(見倒屋)」の略。
    1. [初出の実例]「まづ此身台を見倒(ミタフシ)に売はらひ」(出典談義本・八景聞取法問(1754)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android