精選版 日本国語大辞典 「ふし」の意味・読み・例文・類語 ふ‐し【罘】 〘 名詞 〙① ( 「罘」は復、「」は思の義 ) 宮門の内にある屏。臣下が奏聞するとき、門内にはいり、この屏を前にし、今一度そのことを再考すべきであるというところからいう。〔色葉字類抄(1177‐81)〕 〔古今注‐都邑〕② 椅子の後に立てる板張りの屏風。ついたて。[初出の実例]「罣 板屏在二椅子後一者、亦禰二罘(フシ)一(俗に云ふ衝立の類)」(出典:随筆・南屏燕語(1826)三)ふしの補助注記①については一説に門外にありとし、また闕に連なる曲閣とする。 ふし 〘 名詞 〙 樫の柄に鉄の三叉(みつまた)のついた銛(もり)。魚を突くのに用いる。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「ふし」の読み・字形・画数・意味 【視】ふし 見下す。全体を把握する。〔北江詩話、三〕韓()の一切をするを以てして、必ず諄諄(じゆんじゆん)として曰く、そ辭を爲(つく)るに、宜しく略(ほぼ)字をるべしと。字通「」の項目を見る。 【不】ふし 限りがない。はかられぬ。無数。〔史記、貨殖伝〕巴蜀の寡、其の先(世)丹を得て、其の利を擅(ほしいまま)にすること數世、家亦た不なり。字通「不」の項目を見る。 【施】ふし 分施する。字通「」の項目を見る。 【敷】ふし 開墾する。字通「敷」の項目を見る。 【腐】ふし 腐肉。字通「腐」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報