ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「視床痛」の意味・わかりやすい解説 視床痛ししょうつうthalamic pain 視床の血管障害によって,障害部の反対側の知覚低下または知覚脱失をきたし,灼熱痛を伴う状態をいう。痛みは精神的影響を受けやすく,また悉無律 (しつむりつ) に従って鈍いか,極度になる。治療は定位的視床切截術で効果がみられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の視床痛の言及 【知覚異常】より …脳幹部の障害では顔・口腔は病変側の,頸部以下は反対側の知覚鈍麻が生じることがある。大脳病変では反対側半身の知覚鈍麻がみられるが,とくに視床の障害では自発性の激しい疼痛(視床痛)を生ずることがある。大脳皮質頭頂葉の病変では複合知覚が障害される。… ※「視床痛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by