普及版 字通 「覘」の読み・字形・画数・意味
覘
12画
[字訓] うかがう・みる・ねらう
[説文解字]
[字形] 形声
声符は占(せん)。占に點(点)・沾(てん)の声がある。占は小さな部分、そこから覗いみることを覘という。〔説文〕八下に「(うかが)ひるなり」(段注本)とあり、〔国語、晋語六〕に「、之れを覘はしむ」の〔注〕に「(ひそ)かに之れをるなり」という。(き)も規規、微かに窺いみることをいう。
[訓義]
1. うかがう、ひそかにみる、みる。
2. ねらう、ようすをみる。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕覘 ウカガフ・ミル・モトム・ムカフ 〔字鏡集〕覘 ウカガヒミル・ウカガフ・モトム・ムカフ・ミル
[語系]
覘thiam、閃sjiamは声義近く、頭を門中に入れて内部を窺うことを閃という。
[熟語]
覘窺▶・覘候▶・覘伺▶・覘視▶・覘人▶・覘探▶・覘知▶・覘偵▶・覘望▶・覘報▶・覘覦▶・覘羅▶・覘覧▶
[下接語]
窺覘・密覘
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報