日本歴史地名大系 「角庄」の解説 角庄かどのしよう 奈良県:天理市朝和地区長柄村角庄東大寺雑役免田。永観二年(九八四)と考えられる湛照僧都分付帳(東大寺要録)の雑役免の山辺郡のうちに「角庄十九町九段 多米永富 春日神戸一町五段」とある。多米永富の負田と不輸租田と考えられる春日社神戸田に設定された雑役免田と考えられる。嘉禄元年(一二二五)の官符宣(「東大寺続要録」の東南院条)に「角庄」とみえるので、東大寺東南(とうなん)院領角庄もあった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by