普及版 字通 「觝」の読み・字形・画数・意味
觝
12画
[字訓] ふれる・いたる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(てい)。〔説文〕の牴(てい)字条二上に「觸るるなり」とあり、牴触することをいう。觝はその異文。「牴触」はまた「觝触」に作る。頭を低くして敵に抵(あ)たるので、字はに従う。
[訓義]
1. ふれる、さわる。
2. いたる。
3. 抵と通じ、うつ、あたる。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕觝 語抄に云ふ、豆之良比(つきしらひ)〔立〕觝 フル・スマヒ・ツキシラフ 〔字鏡集〕觝 カセラヒラ・フルルナリ・ツキ・ツク・フル・シラツ
[語系]
觝dyeiは牴・抵・低tyeiと声義近く、頭を低くして、角を以て敵に抵たることを觝という。
[熟語]
觝戯▶・觝拒▶・觝撃▶・觝触▶・觝滞▶・觝▶・觝突▶・觝排▶・觝轢▶
[下接語]
角觝
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報