触読式時計(読み)しょくどくしきとけい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「触読式時計」の意味・わかりやすい解説

触読式時計
しょくどくしきとけい

指の触覚によって時刻を読み取れるようにした携帯時計のこと。時計の上蓋(ぶた)をあけ、文字板中心に指を置き時針分針先端を探り文字板目盛りの突起した点表示に触ることで、時刻を読み取る仕組みになっている。

 視覚障害者用の時計で、盲人時計ともよばれたが、手指の触覚に障害をもつ人のためには、触読式ではなく、ボタンを押すと、時刻を打ち、あるいは音声で時刻を告げる音声式製品も出現している。

[元持邦之]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む