精選版 日本国語大辞典 「言に及ばず」の意味・読み・例文・類語
いう【言】 に=及(およ)ばず[=及(およ)ばない]
- ① 特に述べたてる必要がない。言うまでもない。もちろんだ。
- [初出の実例]「我朝はいふに及ず、天竺震旦にも是程の法滅あるべしともおぼえず」(出典:平家物語(13C前)五)
- ② 言葉ではうまく言い表わせない。
- [初出の実例]「何と語らむ花盛。いふに及ばぬけしきをば、いかがはおもひ給ふらん」(出典:光悦本謡曲・小塩(1470頃))
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...