花盛(読み)はなざかり

精選版 日本国語大辞典 「花盛」の意味・読み・例文・類語

はな‐ざかり【花盛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 花が満開であること。また、その頃。多く、桜の花のさかりをいう。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「年ごとの桜の花ざかりには、その宮へなんおはしましける」(出典:伊勢物語(10C前)八二)
  3. 物事勢いが非常に盛んで、その頂点にあること。また、その時期。
    1. [初出の実例]「なぞの女ばらはものまゐる。はなざかりをこそまつぞよきもの」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開上)
  4. 特に、女の容色の最も美しい年頃。娘ざかりであること。
    1. [初出の実例]「娘のお滋といふなるは、今年十七の花盛り」(出典:人情本・閑情末摘花(1839‐41)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「花盛」の解説

はなざかり【花盛】

岐阜の日本酒。和釜、甑(こしき)を使う昔ながらの製法醸造大吟醸酒吟醸酒純米酒など特定名称酒が主力。原料米は山田錦ひだほまれなど。仕込み水は木曽川伏流水蔵元の「花盛(はなもり)酒造」は明治19年(1886)創業。所在地は加茂郡八百津町八百津。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

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