言ひ甲斐無し(読み)イイガイナシ

デジタル大辞泉 「言ひ甲斐無し」の意味・読み・例文・類語

いいがい‐な・し〔いひがひ‐〕【言ひ×斐無し】

[形ク]
とりたてて言うだけの値打ちがない。つまらない。
「すべては礼儀を知らず、格式をわきまへざるは―・し」〈沙石集・一〇〉
ふがいない。いくじがない。
「―・き味方の奴ばら」〈浄・太功記
[補説]中世以降の語。平安時代には「いうかいなし」を用いた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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