精選版 日本国語大辞典 「言までもない」の意味・読み・例文・類語
いう【言】 まで もない
- ① ことさら言う必要がない。言うに及ばない。もちろんだ。
- [初出の実例]「師云、これはゆうまてもないぞ」(出典:史料編纂所本人天眼目抄(1471‐73)一)
- 「身共がいふ迄もない」(出典:虎寛本狂言・素襖落(室町末‐近世初))
- ② ( 「…と言うまでもない」の形で ) 言い終わるまでもない。言い終わらないうち。
- [初出の実例]「『只今金子請取はずにて、よびに参りました』といふまでもなし。『女が女をうけ出してなんのやくに立ことぞ』」(出典:浮世草子・御前義経記(1700)七)