言問ひ(読み)コトトイ

デジタル大辞泉 「言問ひ」の意味・読み・例文・類語

こと‐とい〔‐とひ〕【言問ひ】

物を尋ねかけること。言葉を交わすこと。
「今日だにも―せむと惜しみつつ悲しびませば」〈・四四〇八〉

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精選版 日本国語大辞典 「言問ひ」の意味・読み・例文・類語

こと‐とい‥とひ【言問・事問】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 ( 「ことどい」とも ) たずねとうこと。ともにかたること。また、睦(むつ)まじくことばをかわすこと。
    1. [初出の実例]「国遠き道の長てをおほほしく今日や過ぎなむ己等騰比(コトドヒ)もなく」(出典万葉集(8C後)五・八八四)
  2. [ 2 ] ( 言問 ) 東京都墨田区向島の北部、隅田川東岸の地域の旧称在原業平(ありわらのなりひら)の歌「名にし負はばいざ事とはむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと」にちなむという。

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