日本歴史地名大系 「訪録」の解説 訪録ほうちようろく 三巻二冊 渡辺崋山著成立 天保三年写本 龍泉寺ほか解説 三河国田原藩三宅家の用人渡辺登(号崋山)が藩祖三宅康貞の領地であった武州幡羅郡三ヶ尻村の遺跡・口碑を調査し、儒学的な部門別の体裁をとって記述している。観察・考証の正確さ、文章表現は実証的で近代的な地誌に近いと評され、和漢画諸流の様式を超えてオランダ古画に似た写実的な挿絵は広く知られている。序文は崋山自筆と伝え、挿絵の落款と印は筆写に当たった弟子の山本梧庵のもの。活字本 「新編埼玉県史」資料編一〇・埼玉叢書一・崋山全集二 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by