設弦(読み)ウサユヅル

デジタル大辞泉 「設弦」の意味・読み・例文・類語

うさ‐ゆづる【弦】

弓の予備の弦。
「―絶えば継がむに並べてもがも」〈仁徳紀・歌謡〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「設弦」の意味・読み・例文・類語

うさ‐ゆづる【設弦】

  1. 〘 名詞 〙 弓の弦が切れたときに備えて、あらかじめ用意しておく弦。おさゆづる。替弦(かえゆづる)副弦(そえゆづる)。もうけづる。
    1. [初出の実例]「設(ま)けたる弦〈一の名を宇佐由豆留(ウサユヅル)と云ふ〉を採り出で、更に張りて追ひ撃ちき」(出典古事記(712)中)

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