許由(読み)キョユウ

大辞林 第三版の解説

きょゆう【許由】

中国、古伝説上の隠者。字あざなは武仲。聖帝尭ぎようが自分に天下を譲るという話を聞き、耳がけがれたといって潁水えいすいで耳を洗い、箕山きざんに隠れたと伝えられる。
[句項目] 許由巣父

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の許由の言及

【逸民】より

…知識階級に属しながら政治の世界を俗として仕官せず,民間に隠れて高潔に生きる人々で,隠逸,高逸,高士などともよばれる。聖天子の尭に招かれても,これをけがらわしいとした許由(きよゆう)や,周の武王の治世でもその粟をくらわなかった伯夷(はくい)・叔斉(しゆくせい)などが,その典型とされる。生活態度は道家に近いが,儒家でも《論語》には〈邦に道なければ〉隠遁する人を〈君子〉として評価しており,民の声を示す暗黙の批判者として逸民を容認し尊重することが,為政者の務めとされる。…

※「許由」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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