詠物詩(読み)えいぶつし(その他表記)yǒng wù shī

改訂新版 世界大百科事典 「詠物詩」の意味・わかりやすい解説

詠物詩 (えいぶつし)
yǒng wù shī

中国の詩体名。詠物は《詩経》以来おこなわれていることであるが,一編のまとまった詠物詩が作られるようになったのは,六朝の斉・梁代においてである。自然の草木鳥獣から身辺の器物に至る,物名を題とした詩のことで,対象をいかに巧みに描写するかに人々は心を砕き,多くは権力者の下に開かれた文会で競作された。内容的に見るべきものは少ないが,高度な表現技巧は唐代に受けつがれ,李白・杜甫の詩に吸収されていった。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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