詭寄(読み)きき(その他表記)Gui-ji; Kuei-chi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「詭寄」の意味・わかりやすい解説

詭寄
きき
Gui-ji; Kuei-chi

中国の経済用語。詭名寄産の略。自己の所有地を他人名義に書き換えて偽り,その土地に課せられる税役の負担を免れようとする行為をいう。宋代から明・清時代に広くみられた現象で,特に宋から明にかけては,免役特権をもつ官戸や郷紳に自分の田地を寄託し,名義上の佃戸となって役を免れたり (詭名挟佃) ,逆に大地主がその田地を多くの戸に分散して税役を免れる (詭名挟戸) など,詭寄は投献と並んで社会の弊害となっていた。

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