詰寄(読み)つめよせる

精選版 日本国語大辞典 「詰寄」の意味・読み・例文・類語

つめ‐よ・せる【詰寄】

〘自サ下一〙 つめよ・す 〘自サ下二〙
① おしよせる。せまり近づく。そば近く寄る。つめよる。
※延慶本平家(1309‐10)五本「重国が随兵おしかこみてひまを諍ひ、つめ寄せて、をりかけをりかけ戦ふ」
相手返答などを求めてせまる。つめよる。
人情本・閑情末摘花(1839‐41)五「御了張(れうけん)をお借申さうと思って参りましたと、真面に成て詰寄(ツメヨセ)るに」

つめ‐よ・る【詰寄】

〘自ラ五(四)〙 そば近く迫りよる。また、はげしい勢いで返答を求めたり、抗議したりする。なじり迫る。つめよせる。
三河物語(1626頃)三「今日はつめ寄て、せり付せり付被仰候間」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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