話者認識(読み)ワシャニンシキ

デジタル大辞泉 「話者認識」の意味・読み・例文・類語

わしゃ‐にんしき【話者認識】

人間音声特徴から、コンピューターで発話者を識別すること。会話内容を個人別に音声認識することや、生体認証などに利用される。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の話者認識の言及

【音声情報処理】より

…前者は16キロビット,後者では4~8キロビットくらいの圧縮に用いられる。話者認識音声波に含まれる話者情報を抽出して,誰の声であるかを認識することを話者認識という。何人かの中から誰の音声であるかを識別することを話者同定,発声された音声がある特定の人の音声であるかどうかを決定することを話者照合という。…

【音声認識】より

…従ってこれらの情報の機械による認識に限らず,人間の認識機能にも使われるが,最近は前者に限定されることが多い。機械による音声認識には,その意味情報を認識する(狭義の)音声認識と,音色情報の内で発声者がだれかを認識する話者認識とがある。前者では1952年に作られた数字音声の認識機械が最初で,アメリカのデービスK.H.Davisらによる。…

※「話者認識」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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