日常話されることばの、つながりのある発話のひとまとまりをいう。ことばを、話し手だけのものでなく、その場にいる聞き手や傍観者との人間関係、話の目的なども含めてとらえる会話には、次のような構造や規則があることがわかっている。会話の始まりと終わり、話題のくぎりでは、フォーマルな言語形式がみられる。また、表層に現れない共通の理解事項に依存して発話が交されるため、言語表現の省略が多い。会話の始め方と終わり方、話し手の順序、何をいうかについて、一定の規則があるが、それは社会、文化により多少異なる。電話の会話の始め方は、英語では、受話器をとった人が先に「ハロー」または自分の姓かオフィス名をいうが、日本語では、かけた人が先に「もしもし」ということがよくある。これまでの研究成果で話し手交替の方法、間違いの言い直し方、同時発言、遮りなどについての会話構成要素の記述分析がなされている。顔の表情、ゼスチュア、近接距離など、非言語行動も会話のなかで重要な役割を果たしている。
[井出祥子]
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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