誓文腐(読み)せいもんくされ

精選版 日本国語大辞典 「誓文腐」の意味・読み・例文・類語

せいもん‐くされ【誓文腐】

  1. 〘 名詞 〙 ( 誓文にそむいたらこの身が腐ってもかまわないの意で ) 誓文をかわす際に言う自誓の語。また、副詞的に用いて、きっと。かならず。決して。まったく。せいもんくさり。
    1. [初出の実例]「あさねのとこのぬすりごともせいもんくされにくからず」(出典:評判記・役者評判蚰蜒(1674)玉本数馬)
    2. 「恋し床しに誓文腐(セイモンクサ)れ偽はなかりし」(出典浮世草子・風流曲三味線(1706)四)

せいもん‐くっされ【誓文腐】

  1. 〘 名詞 〙 「せいもんくされ(誓文腐)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「八百貫目や八千貫目はせいもんくっされ利なしでやんすといひければ」(出典:浄瑠璃・大経師昔暦(1715)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む