読み熟す(読み)ヨミコナス

デジタル大辞泉 「読み熟す」の意味・読み・例文・類語

よみ‐こな・す【読み熟す】

[動サ五(四)]
読んで、内容を十分に理解する。「原書を―・す」
(「詠み熟す」とも書く)うまく詩歌を作り上げる。「歌題を―・す」

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精選版 日本国語大辞典 「読み熟す」の意味・読み・例文・類語

よみ‐こな・す【読熟・詠熟】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. すらすらととどこおらないで読む。つっかえないで読む。
  3. 読んで内容を十分に理解し、自分のものにする。
    1. [初出の実例]「四五日は愚か一週間掛っても楽に読(ヨ)みこなすことは出来悪(にく)い」(出典:思ひ出す事など(1910‐11)〈夏目漱石〉七)
  4. うまく詩歌を作り上げる。

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