諸差縄(読み)モロサシナワ

デジタル大辞泉 「諸差縄」の意味・読み・例文・類語

もろ‐さしなわ〔‐さしなは〕【諸差(し)縄】

馬の差し縄で、左右両方につけたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「諸差縄」の意味・読み・例文・類語

もろ‐さしなわ‥さしなは【諸差縄】

  1. 〘 名詞 〙 馬の差縄の一つ。麻布の縒縄で、馬の頸にかけて轡(くつわ)の左右の遊金(あそびがね)に通し、上手・下手口取に持たせて引かせる。また、口取に引かせないときは、鞍の鞖(しおで)に左右それぞれ結んでおく。⇔片差縄
    1. [初出の実例]「和鞍 〈略〉差縄。公卿師差縄。四位已下片差縄」(出典:餝抄(1238頃)下)

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