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口取 くちとり

百科事典マイペディアの解説

口取【くちとり】

日本料理の一種。口取肴(ざかな)の略で最初に供する料理の意。もと本膳(ほんぜん)料理において三方(さんぼう)に搗栗(かちぐり),熨斗昆布(のしこんぶ)などを載せ酒に添えて供したのに始まる。

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世界大百科事典 第2版の解説

くちとり【口取】

口取ざかな(肴),口取菓子の略。口取ざかなは饗膳の最初に座つき吸物とともに出された酒のさかなで,〈土器を三宝に,口とりは熨斗(のし),昆布〉と近松の浄瑠璃《心中万年草(しんじゆうまんねんそう)》に見えるごとく,かちぐり,のしアワビ,コンブといった祝儀のさかなに始まったものらしい。やがて饗膳が儀礼的なものから楽しみ味わうものへと変化し,会席料理などが出現するに及んで,食味主体に趣向をこらした料理が用いられるようになった。

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世界大百科事典内の口取の言及

【すずり蓋(硯蓋)】より

…《料理早指南》(1801)や《四季献立集》(1836)は,汁,なます以下饗膳(きようぜん)の献立例を掲げる中に〈硯蓋之部〉を設けて,それに盛るべき料理を紹介しているが,その大半はかなり技巧的なものである。現在ならば口取の類のものが多いのだが,《四季献立集》には別に〈口取之部〉があり,すずり蓋の料理と口取のそれとの区別があったかどうかははっきりしない。【鈴木 晋一】。…

※「口取」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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