諸説不同記(読み)しょせつふどうき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「諸説不同記」の意味・わかりやすい解説

諸説不同記
しょせつふどうき

平安時代の僧真寂 (886~979) の著。空海の将来した胎蔵界曼荼羅の院,それに配される仏陀菩薩などについて,『大日経』などに照し合せながら違いを説明し,また仏陀や菩薩のサンスクリット名,種子その他を記した書。 10巻。正しくは『大悲胎蔵普通大曼荼羅中諸尊種子標幟形相聖位諸説不同記』。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android