謎を掛ける(読み)ナゾヲカケル

デジタル大辞泉 「謎を掛ける」の意味・読み・例文・類語

なぞ・ける

なぞなぞの題を出して問いかける。
遠回しにわからせようとする。「―・けて報酬を暗に要求する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「謎を掛ける」の意味・読み・例文・類語

なぞ【謎】 を 掛(か)ける

  1. なぞなぞをいいかける。なぞなぞの題を出して答を求める。
    1. [初出の実例]「内藤修理殿へなぞをかけらるる。『いとげの具足敵をきる、なに』。内藤則ちとかるる。『小太刀』」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品三五)
  2. 遠まわしにそれとなくさとらせるように、いいかける。
    1. [初出の実例]「母の心をやすめるためうけとってくれるかと、なぞをかけて渡したを」(出典:浄瑠璃・冥途の飛脚(1711)中)
  3. 意味のたやすく解きにくいことをいう。わかりにくいことをいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android