小太刀(読み)コダチ

デジタル大辞泉 「小太刀」の意味・読み・例文・類語

こ‐だち【小太刀】

小さい太刀。また、それを用いて行う武術
[類語]脇差小刀

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小太刀」の意味・読み・例文・類語

お‐だちを‥【小太刀】

  1. 〘 名詞 〙 小さい太刀。こだち。
    1. [初出の実例]「負けてはあらじと 懸佩(かけはき)の 小劔(をだち)取り佩き 冬蕷葛(ところつら) 尋め行きければ」(出典万葉集(8C後)九・一八〇九)

こ‐だち【小太刀】

  1. 〘 名詞 〙 太刀の小型のもの。また、それを使ってする剣術
    1. [初出の実例]「みをの屋の十郎、小太刀長刀にかなはじとや思けむ」(出典:平家物語(13C前)一一)

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世界大百科事典(旧版)内の小太刀の言及

【太刀】より

…刃を下にして佩用(はいよう)するため,その外側となる面(佩表)に銘を切るのを通例としている。一般に太刀は反りが高く,2尺5寸前後の長さが多いが,2尺以下のものは小太刀,3尺以上のものを大太刀とよんでいる。原則として太刀は鎌倉末期にはじまり,室町初期まで用いられ,中期以後は打刀が主流となった。…

※「小太刀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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