谷ノ口村(読み)やのくちむら

日本歴史地名大系 「谷ノ口村」の解説

谷ノ口村
やのくちむら

[現在地名]田原町南神戸みなみかんべ

太平洋岸に面し、東はとう村に、西は本前もとまえ村に接する。「御祐筆部屋日記」(田原町蔵)によると、寛政四年(一七九二)閏二月一七日当村で金堀かなぼり(灌漑用水)を造る時、銅鐸三個が発見された。天保三年(一八三二)の「地方秘録」によれば、田は八町九反八畝余、畑は一三町九反九畝余で、浜方漁猟は幕府領赤坂あかさか代官所(現宝飯郡音羽町)支配。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android