日本歴史地名大系 「豊田新田」の解説 豊田新田とよだしんでん 埼玉県:川越市豊田新田[現在地名]川越市豊田新田・寿町(ことぶきちよう)豊田本(とよだほん)村の南、大塚(おおつか)新田の北西に立地。三(み)ヶ島(じま)村(現所沢市)の仲左京亮により開発され、初め左京新田と称したが、四戸の小村だったのでいつしか隣接の豊田本村の名を冠し、豊田新田と改称したという(風土記稿)。開発者の仲氏は文禄年中(一五九二―九六)に当地へ移住してきたという(「中家先祖書」中家文書)。検地は慶長一三年(一六〇八)・慶安元年(一六四八)に実施された(風土記稿)。田園簿に村名がみえ、田高一五石余・畑高一九石余、幕末まで川越藩領。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by