象鼻山(読み)ぞうびざん

世界の観光地名がわかる事典 「象鼻山」の解説

ぞうびざん【象鼻山】

中国の広西チワン族自治区桂林(けいりん)(コイリン)の桃花江が漓江に注ぐ地点にある山。張り出した山の姿が、鼻を伸ばした巨象が何億年もの間、漓江の水を飲んでいるような姿に見えるといわれている。人のために働いた象が天帝の怒りに触れて殺され、そのまま石に変わってしまったという伝説がある。象の鼻と足に見える岩の間の大きな穴の横には、「水月洞」と呼ばれる小さな穴があり、観月の名所にもなっている。また、象の頭にあたる部分には、明代に創建された「普賢塔」という仏塔が建っている。◇象鼻山の麓には、唐時代に建てられた雲峰寺もある。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

関連語 ケイリン

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む