貢ぎ物(読み)ミツギモノ

デジタル大辞泉 「貢ぎ物」の意味・読み・例文・類語

みつぎ‐もの【貢ぎ物/調物】

支配者が税としてとりたてる物品。また、被支配者が献上する品物や金。みつぎ。「―をささげる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「貢ぎ物」の意味・読み・例文・類語

みつぎ‐もの【貢物・調物】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「みつきもの」 ) 貢として献上する物。みつぎ。
    1. [初出の実例]「献る所の調物(ミツキモノ)を検へ録して」(出典日本書紀(720)敏達元年五月(北野本訓))

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世界大百科事典(旧版)内の貢ぎ物の言及

【贈物】より

…近世以降この区別はあいまいになったが,今日でも進物には上位の者への献上品といった感覚が残っている。貢物も献上品である。これに対し地位にかかわりなく相手への援助を旨とする贈物は見舞と称される。…

※「貢ぎ物」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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