貪夫は財に徇じ、烈士は名に徇ず(読み)どんふはざいにじゅんじ、れっしはなにじゅんず

故事成語を知る辞典 の解説

貪夫は財に徇じ、烈士は名に徇ず

名誉とは、そのために命を懸けるだけの価値があるものだということ。

[由来] 紀元前二世紀、前漢王朝の時代の中国の文人の「ほうちょうの賦」という文章一節から。自分の信念を貫こうとして左遷されてしまった思いを、「貪夫は財に徇じ、烈士は名に徇ず(欲深い者は財産のために命を落とすが、強い意志で筋を通す者は、名誉のために命を投げ出す)」と述べています。なお、「貪夫」は「たんぷ」とも読みます。

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