貯留岩(読み)ちょりゅうがん(その他表記)reservoir rock of petroleum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「貯留岩」の意味・わかりやすい解説

貯留岩
ちょりゅうがん
reservoir rock of petroleum

油層や天然ガス層を形成している岩石のこと。多孔質かつ浸透性をもつ岩石である。したがって一般には砂岩,多孔質石灰岩,凝灰質砂岩などから成ることが多い。また造構運動などで破壊された,亀裂の多い緻密な岩石が貯留岩となることもある。イランのペルシア湾東岸の油田はこのような石灰質貯留岩で,生産性が高い。貯留岩に好適な岩石の孔隙率は 10%以上で,浸透率は 10ミリダルシー以上である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む