ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「貯留岩」の意味・わかりやすい解説 貯留岩ちょりゅうがんreservoir rock of petroleum 油層や天然ガス層を形成している岩石のこと。多孔質かつ浸透性をもつ岩石である。したがって一般には砂岩,多孔質石灰岩,凝灰質砂岩などから成ることが多い。また造構運動などで破壊された,亀裂の多い緻密な岩石が貯留岩となることもある。イランのペルシア湾東岸の油田はこのような石灰質貯留岩で,生産性が高い。貯留岩に好適な岩石の孔隙率は 10%以上で,浸透率は 10ミリダルシー以上である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by