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孔隙率 コウゲキリツ

岩石学辞典の解説

孔隙率

多孔質物体の孔隙性を表すもので,物体中の固体部分を差し引いた容積の物体全容積に対する比で定義される.通常は百分率で表す.この定義の孔隙率は全孔隙率(total porosity)または絶対孔隙率といい,これに対して連続してつながっている孔隙のみの容積と物体全容積の比を有効孔隙率という[Pettijohn : 1975].岩石には各鉱物粒子の間あるいは割れ目などに多少の隙間がある.これらの隙間を移動する流体を間隙溶液(pore solution)あるいは粒間流体(intergranular fluid)などと呼ぶ.堆積時の粘土の平均孔隙率は50%くらいで,時に90%のものもある[Trask : 1931].この値は擾乱して変形した堆積物では約3kmの深度の粘土質堆積物で5~8%に減少する[Athy : 1930].

出典|朝倉書店岩石学辞典について | 情報

世界大百科事典内の孔隙率の言及

【油層】より


[油層岩の性質]
 油層岩(貯留岩。図)の性状の良否を左右する物性は数多く挙げることができるが,おもなものとして孔隙率,浸透率および飽和率がある。孔隙率は,油層流体が含有される岩石中の空間部分の,油層岩全容積に対する比率で示される。…

※「孔隙率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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