…こうして賽銭の目的も多彩となり,敬虔な報謝の性格から,神仏の加護や利益を取引しようとする一種の投資的な祈念をこめた散銭もあった。中世後期から盛行した名神大寺への庶民群参の風潮とあいまって,ほとんどの社寺に賽銭箱が設けられたが,ただ日蓮宗不受不施派(ふじゆふせは)の寺院だけにはこの箱が置かれなかった。賽銭には謗法(ほうぼう)(他宗の人)の銭がまじるからである。…
※「賽銭箱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...