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賽銭 さいせん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

賽銭
さいせん

香銭,散銭ともいう。神社仏閣に参詣して神仏にその恩徳,利益 (りやく) を願って捧げる金銭のこと。元来神供の一つとされ,祓いや参拝のときに神前で散らす散米 (→打撒〈うちまき〉 ) が,近世に入って金銭に移行したもの。

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デジタル大辞泉の解説

さい‐せん【×賽銭】

《「賽」は神恩に報いる祭儀の意》祈願成就のお礼として神仏に奉る金銭。また、社寺にもうでる際に奉納する金銭。古くは金銭ではなく幣帛(へいはく)・米などを供えた。

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百科事典マイペディアの解説

賽銭【さいせん】

神仏に参拝してあげる銭(ぜに)。供物としての意味と個人の罪穢(ざいえ)を祓(はら)い清める意味とをもつ。この風習は日本では16世紀半ばごろからのものと考えられ,鶴岡八幡宮に賽銭箱が置かれたのは天文年間(1532年―1555年)という。

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世界大百科事典 第2版の解説

さいせん【賽銭】

祈願成就の報恩のしるしとして神仏へ捧げた銭(ぜに)。散銭(さんせん)ともいう。もっとも,神仏への報賽(かえりもうし)として奉るものはもともと銭とは限らない。金や銀,とくに洗米が多かった。しかも,〈おひねり〉といって紙に洗米を包んで奉るのが古式だったが,時代が下るにつれて米より銭貨がふえ,また散米(さんまい),散銭と呼ばれるようにはだかのまま神仏の前に投げられるようになった。神仏へ参詣するとき賽銭を奉る風習は,庶民社会に貨幣経済が浸透した時代に起こった。

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大辞林 第三版の解説

さいせん【賽銭】

〔「賽」は神仏の恵みにむくいる意〕
寺社へ参詣して、神仏に奉納する金銭。散銭。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

賽銭
さいせん

神仏への祈願が成就(じょうじゅ)したことの報賽(お礼)のしるしとして奉る銭貨をいう。いまは、社寺へ参拝して祈願崇敬の心の表れとして奉る金銭をもいう。社寺の恒例の神事・仏事に捧(ささ)げる供物(くもつ)とは異なり、個人的な随時の参拝を目的とした際の神供である。古くは銭貨ではなく紙に洗米(せんまい)を包んで献ずるオヒネリとか、米を散(ま)く散米(さんまい)の形から、庶民生活に貨幣経済が広まり、また室町時代以降に庶民の他の土地への社寺参詣(さんけい)の盛行に伴って、銭に移行した。本来は、供物としての幣帛(へいはく)の意味と、個人の罪穢(ざいえ)を祓(はら)い清める科料の意義も込められていた。また近年では、外国人による賽銭も増加し、明治神宮では約800種のコインが捧げられている。[牟禮 仁]

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