赤火バーナー(読み)あかびバーナー(その他表記)non-premixed burner

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「赤火バーナー」の意味・わかりやすい解説

赤火バーナー
あかびバーナー
non-premixed burner

ガスをそのまま大気中に噴出して燃焼させるバーナー。燃焼に必要な空気をすべて2次空気としており,1次空気を取入れない (→ブンゼンバーナ ) 。燃焼過程はきわめて遅く,炎は長く伸びて赤黄色となる。炎の温度は比較的に低く約 900℃,炎の赤い輝きはガス中の重炭化水素が空気と接触し反応しないうちに温度上昇して炭素粒子を分離,これが赤熱されるためで,炎が何かある冷たい表面に接触すれば,炭素粒子はそのまますすとなってその表面に付着する。一方,フラッシュバックの傾向と消火音がなく,空気調節も不要などの特長がある。パイロットバーナー,点火バーナーにはほとんど赤火バーナーが用いられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む