起直る(読み)オキナオル

デジタル大辞泉 「起直る」の意味・読み・例文・類語

おき‐なお・る〔‐なほる〕【起(き)直る】

[動ラ五(四)]横になっていた者が、からだを起こして、きちんと座る。「床の上に―・る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「起直る」の意味・読み・例文・類語

おき‐なお・る‥なほる【起直】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 横になっていた体を起こしてすわる。また、不安定な姿勢などが落ち着く。
    1. [初出の実例]「露しげみあさふむ人もなき後はをそくをかやのおきなをる哉」(出典:出観集(1170‐75頃))
  3. だめになりかけていたものが、勢いを盛り返す。
    1. [初出の実例]「かうなれば騎虎の勢ひで、従いて行くより仕様がない。一つ起き直って下さいよ」(出典:家族会議(1935)〈横光利一〉)

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