超弾性(読み)チョウダンセイ

デジタル大辞泉 「超弾性」の意味・読み・例文・類語

ちょうだん‐せい〔テウダン‐〕【超弾性】

形状記憶合金などがもつ、ある温度域で応力による変形を加えても、加熱することで元の形状に戻る性質強弾性擬弾性

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「超弾性」の意味・わかりやすい解説

超弾性
ちょうだんせい

形状記憶効果」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の超弾性の言及

【形状記憶効果】より

…形状記憶合金は従来の金属にない性質をもった合金であるため,最近新しい機能性材料として,パイプの継手,温度感知器あるいは温度調節器,熱エネルギーの機械的エネルギーへの変換機(固体エンジン),人工腎臓用の弁等,幅広く利用されつつある。なお形状記憶合金には,変態温度以上に加熱した状態のもとでは温度を変えなくても応力を除荷するだけで元の形に戻ってしまうゴムのような性質があり,超弾性superelasticityあるいは擬弾性pseudoelasticityと呼ばれる(図)。これは応力負荷時の応力誘起マルテンサイト変態と除荷時の逆変態によって引き起こされるものであり,超弾性ひずみは数%から20%にも及ぶ。…

※「超弾性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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