精選版 日本国語大辞典 「応力」の意味・読み・例文・類語
おう‐りょく【応力】
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物体に外から力を加えたとき、物体内部に仮想的な面を考えて物体を二つに分けて考えると、その面の両側は互いに力を及ぼし合っている。単位面積当りのこの力を応力という。この力の方向が面に垂直のとき法線応力、面に平行のときずり応力という。一般に斜めのときは、両方の成分があることになる。法線応力が互いに押し合う向きのとき圧力、引き合う向きのとき張力という。
応力を定義するには、まず、面の方向(面の法線方向)を指定し、次のその面を通して及ぼし合う力の大きさと方向を与えなくてはならない。すなわち、応力は面の方向を示すベクトルと、力を示すベクトルとで与えられ、したがって、応力は2階のテンソルで表される。応力をTで表すと、x軸に垂直な面を考え、この面を通して及ぼし合う力のx、y、z成分をTxx、Txy、Txzで表す。同様にTyx、Tyy、Tyz、Tzx、Tzy、Tzzが考えられるが、力のモーメントがつり合っている条件としてTyz=Tzy、Tyx=Txy、Txz=Tzxでなくてはならない。したがって応力テンソルには一般にTxx、Tyy、Tzz、Tyz、Tzx、Txyの六つの独立な成分があり、全体として応力Tは
と書ける。このうちTxx、Tyy、Tzzが法線応力(正のとき張力、負のとき圧力)の成分であり、Tyz、Tzx、Txyがずり応力の成分である。xyz軸を適当に選ぶと、ずり応力成分がすべてゼロとなるようなxyz軸を探し出すことができる。このとき応力テンソルは
となる。このときのxyz軸を応力の主軸、Txx、Tyy、Tzzを主応力という。流体中の静水圧の場合はTxx=Tyy=Tzz=-P(Pは静水圧)である。
[和田八三久・西 敏夫]
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…
【韻律的特徴】
言語音声の強さ,高さ,長さをまとめて韻律的特徴prosodic featuresという。(1)強さアクセント(強弱アクセント),あるいは強勢stressは音声を発する相対的な息の強さによる。英語では強勢に強[]と弱の別があり,その位置が自由に移動して語の意味を区別する。…
…ストレスは元来は機械工学的な用語で,物体を圧縮したり引き伸ばしたりしたときにその物体に生じる〈ひずみ〉を意味するが,1936年H.セリエによってストレス学説が提唱されて以来,この語はしだいに流布し,現今では日常用語化している。その邦訳語は〈負荷〉であるが,ほとんど用いられず,外来語のまま使用されている。
[ストレス学説]
セリエは生体が外傷,中毒,寒冷,伝染病のような異なった種類の刺激にさらされた際,刺激の性格のいかんにかかわらず,ある種の一様な反応が生じる事実に注目した。…
…一つの物体内でもその内部の各部分が互いに押し合っているときにはこれを圧力という。後者の場合には,物体内に面を考えてその両側の部分がこの面のところで互いに及ぼし合う力(応力という)として考える。これらの力が面に垂直でないときには,それを面に垂直な成分と平行な成分とに分け,垂直成分が押し合う力になっているときにこれを圧力という(引き合うときは張力)。…
… 流体の中に任意の面をとると,両側の流体はその面をとおして互いに力を及ぼしあっている。これを応力といい,強さは単位面積当りの力で測る。静止しているふつうの流体では,応力は面に垂直で,互いにおしあう力(圧力)であって,その強さが面の方向によらない等方的な力である。…
※「応力」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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冬期3カ月の平均気温が平年と比べて高い時が暖冬、低い時が寒冬。暖冬時には、日本付近は南海上の亜熱帯高気圧に覆われて、シベリア高気圧の張り出しが弱い。上層では偏西風が東西流型となり、寒気の南下が阻止され...
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